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実費費用って、何?


前回は[葬儀費用・項目ごとの金額目安と注意点]ということで、「葬儀社に支払う葬儀費用」のまとめをお話しました。

ちょっとおさらいしてみましょう。下の図をもう一度確認してください。 

これが、葬儀費用のかかり方です。


これからお話しするのは、上の図中央の「葬儀社が手配する実費費用」についてです。

 

105万3000円


これは、「実費費用」にあたる項目の、東京都平均金額です。  

もちろん実際の金額は各地域で変わりますが、ここでポイントなのは、葬儀総額に対して、実費費用が占める「割合」です。

東京の葬儀総額の平均が346万円ですから、実に約3割を占めています。
総額の3割を占める「実費費用」、これは大きいですよね。

そして、これは私たちが必ず知っておきたい“しくみ”でもあるのです。


ところで、あなたは「実費費用」の存在を、知っていましたか?

今初めて耳にした方も多いのではないでしょうか?
正直、私は葬儀業界に関わるようになった2002年まで全く知りませんでした。


この「実費費用」には、「葬儀費用」とは全く違う特徴があります。 
そもそも「実費費用」がなぜ「葬儀費用」の中に入っていないのか?疑問ですよね。
一番大きな理由は、こうです。


実費費用の料金の「最終的な支払い先」が、葬儀社ではないから。


これは、細かい項目ごとのお話しをする前に、ぜひ知っておいてほしい大切な事なのですが、

「実費費用」とは、葬儀社に料金を精算しているように見えて、実は、葬儀社が代行で手配し各業者にそれぞれ支払っているもの、または、費用を立て替えて手配しているもの」

なのです。   

繰り返しますが、自社で用意をするものではなく、「手配」をしているものなのです。


通夜振る舞いや精進落しの際の飲食は「仕出し屋さん」が、参列者の方々への返礼品は「ギフト屋さんやお茶屋さん」が、供花や花祭壇に使う生花は「花屋さん」がそれぞれ用意し、葬儀社さんを通して、私たちに販売しています。


そして、手配した葬儀社さんは、営業と手配をした販売手数料(マージン)を取るというシステムです。
これは、デパートなどが採っている、ごく一般的なシステムですので、常識的な範囲の利率であれば、どうこう言うことではありませんが、「実費費用についての説明をしっかりされず、精算のときに実費費用分の金額の大きさにびっくりしてしまう」なんていうことが多いのが、大きな問題なのです。    




これがどういうことか、もう少し詳しくお話しますね。

いまだに多くの葬儀社は、お葬式には必ずといっていいほど必要なものでも、「自社で直接提供しないもの」は葬儀費用から外してパッケージし、安くすむような錯覚を意識的に与え、受注に結びつける方法を採っている。

ということなのです。(これをどう判断するかはあなた次第ですが・・・)   


「直接提供しないもの」イコール、言い換えれば「利益の薄いもの」です。これらは、「葬儀一式」の中には、まず入っていません。    

イジワルな言い方をすれば、「だって、うちが料理作るわけじゃないもんね」っていうことです。   


この「実費費用」の存在を知らないせいで、コロッと騙されてしまった人を私はこれまで何人も知っています。
たとえ清算の後で気付いて抗議したとしても、ほとんどのケースでお金は返ってきません。 

逆に、実費費用の存在さえ知っていれば、こんな小手先の事には引っかからなくて済んでしまうんです。

定価のない祭壇やお棺と違って、例えばお茶やタオルなど、同じ内容・ランクのものであれば、どの葬儀社さんに依頼しても、一つ一つの金額は変わりません。ランクや数量を選ぶ事で、私たちがある程度コントロールできる項目なんです。   

■実費費用の特徴

話は変わって、実費費用の特徴の一つとして、「葬儀社さんごとの金額の開きが少ない」ということが挙げられるのですが、これは、実費項目がある程度「定価」が決まっているものだからです。

定価のない祭壇などと違って、例えばお茶やタオルなど、同じ内容のものであればどの葬儀社さんを通して依頼しても、それぞれの金額は変わりません。品物のランクや数量で、私たちがある程度コントロールできる項目なのです。

もう一つの大きな特徴としては、「数量で決まる『変動費』と、ランクで決まる『固定費』に分かれる」ということが挙げられますが、これは次回に詳しくお話しましょう。

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葬儀費用節約の十か条

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