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ホーム > トラブルの実例一覧 > 事例4

CASE4 .互助会の解約渋り

Mさんは息子さんと同居する事になり、隣の県に引っ越す事になりました。
それまで近所の互助会に45万円ほど積み立てており、引っ越したらそのお金がどうなるのかと互助会に相談したところ、提携している互助会を紹介するので、移籍ということになると言われました。

ところが調べてみると、紹介先の互助会は、新しく住む家からは不便な場所で、会館も古臭い感じがしたので気に入らず、考えた末に解約を申し出る事に。


解約専用の窓口に電話をかけ、自動音声の質問に答え、最後に電話番号を入れて折り返しの電話を待つことになったのですが、一週間経っても何の連絡もありません。そこで、もう一度電話を入れ、前と同じ作業をしてみましたが、同じことでした。

解約窓口に合計5回電話をしても“らち”があかなかったので、代表電話にかけて解約の旨を伝えてみると、「確認ができてから折り返し電話する」との事。再度待つことにしたのですが、またもや何の連絡もありません。   

「これはおかしい」と思い、代表電話に強い口調で抗議を入れると、すぐに折り返しかかってきて、「代理店が閉店したからよくわからない」だの「調査中」だのと、何人もの人に電話を代わりながら、繰り返すのだそうです。

そんなやり取りの中でMさんは「ああ、応じる気がないんだ」と悟り、 素人では無理だと
あきらめてしまいました。



トラブルの原因

もともとは自分のお金なのに、なぜ解約がこんなに大変なのでしょうか?
入会するのは簡単なのに、なぜ解約はこんなに手間取るのでしょうか?

それは、互助会に積み立てるということはあくまでも「積み立て」であって、「預貯金」ではないからなのです。

互助会に積み立てるということは、互助会で祭壇を借りる権利を持つというだけのことなのだと知ってください。


互助会は、会員が積み立てたお金を大事に保管してはいません。
そのお金を使って、新しい斎場を建てたり、祭壇を買ったりしていますので、会員が積み立てたお金が残っているわけでもなく、解約が多くなれば破綻の恐れもあるしくみの上に、ギリギリで成り立っています。

会員を際限なく増やしてこそ成り立つしくみですから、解約を渋るのは当然のことで、結局は互助会の都合に振り回されているだけ。


これが解約トラブルの原因です。


トラブル防止策

解約トラブルの防止策は、引越しする可能性がある場合は入会しない。これに尽きます。
   
解約する場合は、解約専用電話は「放置」されていると同じことですので、電話代のムダ。使ってはいけません。必ず代表電話にかける事。そして、強い口調ではっきりと意思を伝え続ける事。

“らち”があかない場合は、「なぜ応じられないのか」を聞き、相談機関に相談する旨を伝えると、態度が多少違います。その後、本当に相談機関に相談しましょう。     

・経済産業省 取引信用課  03-3501-2302   
・お住まいの地域の消費者センターは、国民生活センターHPで調べられます
http://www.kokusen.go.jp/


上記のMさんは、その後一年以上も、地域が変わって使えなくなった互助会の権利をそのまま持ち続けるはめになっていました。  

その後リリーフと出会い、依頼を受けてMさんの解約に協力することになり、少しずつ進んで無事に解約が成立したのですが、リリーフからの問い合わせを始めてから、Mさん実際に解約の手続きをしに行けるまでには約二ヶ月かかり、そのうえ、入金されたのは一ヶ月以上経ってからでした。


解説

互助会トラブルは多岐に渡っていて、CASE3でご紹介した「外交員のオーバートーク」や、今回の「解約トラブル」の他にも、他の互助会への移籍が自由にできなかったり、融通が利かず、家族の要望が叶えられなかったり、はたまた互助会が倒産してしまい、 積立金の半分しか戻ってこないというケースまであります。(法律で保証されているのは半額のみ)    

もちろん、全ての互助会がこうだとは言いませんが、問題の多いシステムだと言わざるを得ません。


一般に言われている互助会のメリットとは、以下の3つです。
・互助会所有の会館が使えること   
・事前にある程度(葬儀総額の1/3程度)の金銭的準備ができること  
・豪華なお葬式ができること  


上記メリットがどうしても必要な場合のみ、契約内容全てを理解して、納得した上で入会するようにしましょう。 
くれぐれも、「近所の奥さんが頼んでくるから」なんていう理由で入会してはいけません。


葬儀相談員市川 愛の個人的「ボヤキ」

今日の話しの他にも互助会の解約トラブルは寄せられていて、中には嘘をついてまで、解約を渋ったりしています。
例えば「代理人は弁護士だけしか受け付けられない」だとか、「解約書類を作成するのに、戸籍謄本が必要」などというような嘘を、さも当然のごとく言ってきます。 
 
大きな株式会社の窓口がもっともらしくこんなことを言ったら、特に高齢者の方などは、少なからず不安になったり、しり込みしてしまうのは当然の事だと思います。

高齢者を口八丁で騙す、振り込めサギと同じこと。許せません。  
個人的には、互助会に積み立てるくらいなら貯金したほうがよっぽど良いと思っています。

互助会システムは、今後密葬や火葬だけしたいというニーズが増えていけばいくほど、まともに機能しなくなります。
会社にとって都合の悪い事は、代理店と一緒になってたらい回しにして、その場しのぎをズルズル続けるような体質が変わらない限り、互助会は信頼を落とし続けるでしょう。

CASE5. 広告金額の嘘  >>


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